足首をひねってしまった(足関節内反捻挫)
2024/01/24
こんにちは。こんどう接骨院です。
今回は1度は経験しているかもしれない「足首の捻挫」の説明をします。
そもそも「捻挫」とは、不自然な形にひねることで関節の靱帯や腱などが傷つくケガのことです。
(「捻挫」について詳しくはコチラ)
その中でも日常生活やスポーツの外傷で一番多いのが、足首をひねってケガをする足関節捻挫です。
特につま先が内側に入った状態でひねる「足関節内反捻挫(そくかんせつないはんねんざ)」が
最も多く見られます。
内側に捻った場合、足首の外側にある「外側側副靱帯(がいそくそくふくじんたい)」を
主に損傷します。
この外側側副靱帯は「 前距腓靭帯・後距腓靭帯・踵腓靭帯 」の3つから成ります。
これらの靭帯のうち「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」を損傷することが多く
「踵腓靭帯(しょうひじんたい)」まで損傷している場合、症状が重くなっていることが多く見られます。
〇 症状
足首を内側にひねると外側のくるぶし(外果 がいかと言います)の周辺が腫れて
場合によっては内出血が見られます。また、患部が熱を持ち痛みが生じます。
損傷の具合によって、Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度と分類されます。
Ⅰ度:軽い腫れ・内出血無し・痛みは強くなく、関節の不安定感もなし。
痛みはあるものの、足をついて歩くことは可能です。
Ⅱ度:外側側副靱帯の部分的な断裂があり、Ⅰ度よりも強い腫れ・痛み・発熱があり内出血も見られます。
関節の不安定さも見られますが、痛みをこらえながら足をついて歩くことはなんとか可能です。
Ⅲ度:外側側副靱帯が大部分、もしくは完全な断裂しており非常に強い腫れ・痛み・熱感があり
広範囲な内出血が見られます。痛みが強く足をつくこともできません。
関節も不安定感が強く、痛みが治まってもグラグラして不安な感じが残ります。
〇 合併症
足首を内側に捻った際、外側側副靱帯だけの損傷にとどまらず
他の組織を損傷する場合があります。
・二分靭帯(にぶんじんたい)損傷
足首よりもやや前方に痛みが生じます。
・外果下端部剥離骨折(がいかかたんぶはくりこっせつ)
足首の内返しよって引っ張られた外くるぶし(外果)の、外側側副靱帯が付着している部分が
骨ごと剥がされてしまいます。
・第5中足骨骨折(いわゆる下駄骨折)
昔下駄の鼻緒が切れて足首をひねった際に受傷することが多くて「下駄骨折」と呼ばれたそうです。
第5中足骨という骨の根本にくっついている腓骨筋(ひこつきん)※長腓骨筋と短腓骨筋
に引っ張られて剥離骨折をしてしまうという骨折です。
他にも前脛腓靭帯損傷や腓骨筋腱損傷・距骨骨軟骨損傷などなどあります。
捻挫というケガは割と軽く見られがちなんですが、足関節捻挫も例外ではなく
「そのうち治るだろう」と治療をせずに痛みをこらえながら家事や仕事、スポーツを続けてしまい
いつまで経っても痛みが引かないパターンはよく見られます。
「捻挫【ねんざ】(関節をひねったケガ)とは」でも書きましたが
靭帯は損傷すると修復されにくい組織です。
再発しやすい足首にしてしまわないためには、捻挫したすぐから適切な処置をして
決して甘く見ずにしっかり治療・リハビリをすることが大事です。
「これくらいは大丈夫かな」と考えず、なるべく早めにご連絡ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
春日井市にある、こんどう接骨院です。
カウンセリングと検査を重視した施術で皆様の健康サポートを心がけています。
キッズスペースや授乳室・ベビーベッドなどを完備 お子様連れでも安心です。
皆様のお体の不調やお悩みを共有させてください。
|ぎっくり腰|首の痛み|肩こり|ひじの痛み|手首の痛み|四十肩・五十肩|交通事故|むちうち|股関節の痛み|膝の痛み|足首の痛み|骨盤の痛み|片頭痛|腰痛|背中の痛み|スポーツ障害|産後の不調|骨盤矯正|骨格矯正|子供のケガ|慢性的な痛み|ヘルニア|
----------------------------------------------------------------------
こんどう接骨院
愛知県春日井市如意申町7-4-5
電話番号 :
0568-31-0080
FAX番号 :
0568-31-0080
----------------------------------------------------------------------