捻挫【ねんざ】（関節をひねったケガ）とは

こんにちは。こんどう接骨院です。

 

今回は日常的に起こりやすいケガ「捻挫（ねんざ）」について説明します。

 

一昔前までは

 

「捻挫なんかケガのうちに入らない！！」

 

なんてことを言われた時代もありました。

 

実際、骨折や脱臼に比べて捻挫は軽く見られがちです。

 

でも、実は捻挫は甘く見てはいけないケガなんです。

 

捻挫とは何か理解してもらうと、「しっかりケアをしなくては！」と思ってもらえると思います。

 

「捻挫」とは一言で言うと「関節のケガ」です。

 

他にも「挫いた（くじいた）」「関節損傷」「靭帯（じんたい）損傷」と呼ばれることもあります。

 

『医学大辞典』によると

 

【捻挫】：　外力により関節に生理的範囲を超える運動が強制され、関節包、靭帯など関節支持組織に断裂などの損傷が生じるが、関節面の相対関係が正常に保たれているもの

 

とありますが、正直書いてある言葉が難しくて分かりにくいですね。

 

もう少しわかりやすくすると、「関節が動かすことのできる範囲を超えた力が加わって、関節を守っている組織がちぎれたり破れたり引き伸ばされたりしたケガ」ということです。

 

そこから更に力が加わると、関節を構成する骨同士が外れてしまう【脱臼（だっきゅう）】というケガになります。

 

つまり関節を守る組織がキズつけられてはいるけど、脱臼まではしていない状態のことを「捻挫」と言います。

 

※関節の仕組みを説明しているのはコチラ

 

 

一般的に捻挫というと、関節を守る「靭帯」が引き伸ばされてゆるむ・一部または完全に断裂してしまった状態です。

 

この「靭帯」という組織は関節が簡単に外れてしまわないために、ぶ厚く強靭な繊維でできています。

 

半面、血管の分布が少ないので血液による栄養などを受け取りにくく、

 

損傷しても治りにくい組織としても知られています。

 

そのため、ひどい捻挫をして靭帯の３０％くらいを断裂してしまうと

 

その後は残りの７０％の靭帯で関節を守っていかなくてはいけません。

 

つまり、関節そのものが今までよりも守る力が弱いので

 

同じように捻ってしまった場合に、今までよりも弱い力でも関節が損傷してしまうのです。

 

「捻挫はクセになりやすい。」

 

と言われる理由がこれです。

捻挫等のケガは適切な初期の処置があるかないかで

 

その後の治癒の過程や治るスピードが全然違ってきます。

 

ですので、どこか関節を捻ってしまったら

 

大げさとは思わず、ちゃんと医療機関にかかって下さいね。

 

 

 

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春日井市にある、こんどう接骨院です。

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